明後日、私と凛音は退院予定です。

二人で軽く荷物を片付けたり、お話ししたり。

お昼ご飯は白米にお味噌汁、鯖の味噌煮とお漬物。

凛音は魚が苦手だから文句言ってたけど…

なんとか食べた。まあまあ美味しかった。

食べた後…午後3時くらい。

「圭太、午前中は手術で午後は外来だーって言ってた。」

「日向は午前も午後も外来だって。そろそろ見にくると思う。」

その時、日向さんが入ってきた。

「ごめん、遅くなった。」

「圭太は…?」

日向さんは言いづらそうな顔をしたが、話してくれた。

「圭太疲労と貧血で高熱出しちゃってさ。家に帰したんだよね。」

「圭太さんは大丈夫なの?」

びっくりして言葉が出ない私の言葉を、凛音が言ってくれた。

「今んとこ大丈夫だ。不安にさせてごめんな?」

私は首を横に振ることしかできなかった。

「二人とも元気そうだし、俺は外来に行くね。何かあったらコールして!」

そう言って日向さんは出て行った。

でも、私を気遣ってくれていると、私は感じていた。