今日はバレーがある。最近バレーが得意になってきたかも。

今日はちょっと微熱、と言っても37.2だけど、がある。

だからそれで喘息の方もゼェゼェしてるけど大丈夫だと思う。

「凛音ちゃん、体育館行こ!活躍期待してるよ!」

クラスメイトに呼ばれる。

「わかった〜!今日も頑張るよ!」

まず一試合。サーブが回ってくる。

「えいっ!」

ボールを打つ。歓声が響いた。よしっ!

パスしたりサーブしたりセーブしたり。やっぱ体を動かすのって楽しい!

「ゼェハァゼェハァ」

ちょっとやばいかも…休もうかな。

「凛音ちゃん、次入ってくれる〜?」

クラスメイトの子がコートに引っ張っていく。

断りづらいな…まあ、あと一試合だけなら大丈夫かな。

私はコートに入った。

「清水さん!」

パスがとんでくる。思いっきりサーブを打つ。

「えいっ!」

サーブが相手コートに落ちた瞬間、私の咳は勢いを増した。

「ゴホッゲホッゼェゴホッヒュー」

だんだん視界が暗くなっていく。クラスメイトや先生が走って近づいてくる。

そこで私の意識は途切れた。