素顔に花と光を

朝、メッセージアプリの通知音で目が覚めた。

眠い目をこすりながら画面を開くと、公式アカウントからのメッセージだった。

「公式か……」

ぽつりとつぶやいて、もう一度寝ようかと考えながら、なんとなくスマホをいじる。

指が勝手にSNSのアイコンをタップした。

その瞬間、画面が通知で埋め尽くされた。

「え……?」

昨日投稿した動画に、いいねとコメントが殺到していた。

フォロワーも一晩で何百人も増えていて、DMも止まらない。

「かわいすぎ」

「それ、どこで買ったんですか?」

「私も真似したい!」

ベッドの上でゴロゴロしながら、スマホを握りしめる。

眠気なんて一瞬で吹き飛んだ。

——見てくれてる。

——私のこと、誰かが見てくれてる。

それが、嬉しかった。