私は‪✕‬‪✕‬を知らない I






あれから数日が過ぎ、水嶋の引越しも終えた今日。


我々はとある場所に来ている。


それは何かと言うと、





「「「海だ〜!!!!!」」」


そう、海である。


「こら!自分の荷物運びなさいよ」


はしゃぐ子供組に声を掛けながら自分の荷物を下ろす。


その間にも汗が止まらないのだから正直あんなにははしゃげない。


車から出たばかりだというのに・・・。


「ここは任せて優里さんと先に着替えて来てください」


「あー、分かったわ」


優里の分の荷物も預かりそのまま海に入りそうな勢いのこの子を更衣室へ連れて行く。





「着替えたら女子更衣室から出ないで中で待っててね」


「了解!」


こんな可愛い子が水着姿でぶらぶらしていたら変な虫が寄るに違いない。きちんと約束をさせてから私も更衣室に入る。


濡らす訳にはいかないためリボンを外してから水着の入った袋を漁る。


先日優里達とモールに行き浴衣と一緒に買ったものだ。


「これ着るのかよ・・・」


水着を選ぶ時、男共と別れた我々は格好の餌食だったようで店員さんに捕まってしまい・・・。


店員のおねーさんが黒いビキニばっか勧めてきてここぞとばかりに優里も便乗するしで大変だった。


胸が無いのを隠してくれるフリルタイプのビキニ、そして網だかレースだかよく分からんおへその辺りでクロスしている羽織ものをすることで許しを得た。