「・・・それは素なのか?」
朔夜の疑問にましろんは心底分からないという表情を浮かべる。
こんなにも自分の事に無頓着になれる人間がいるの?
朔夜あたりもそうだけどこれは度を超えている。
『助けになんて来ないわよ。あいつらにとって私は何でもない存在なんだから』
『なんであんた達もここに・・・』
『助け・・・?』
ああ、あれも本心で理解が出来なかったんだ。
それを理解した瞬間、悔しさで拳を握りしめた。
ねぇ、ましろん。
君が攫われたって分かって、皆すぐにでも乗り込みたかったんだよ。
昴も龍二もゆうちゃんの護衛がなきゃ行ってた。その事を分かってたからゆうちゃんだって泣きながら待ってた。
朔夜と文はすごい剣幕で南の連中を倒してくし。あんなに感情を出した朔夜なんてそうそう見れないんだよ?
俺だって報告を受けた時血の気が引いて冷静じゃ居られなかった。
それぐらい、君は俺達とって価値のある存在になってたんだ。
きっと、俺達の出会いは最悪なんだろうね。
だけどこの数ヶ月で仲良くなれたと思ってたよ。
そう思ってたのは俺達だけなの・・・?
もちろん壁が完全に無くなった訳じゃない。だけど、心配ぐらいさせてよ。
朔夜の疑問にましろんは心底分からないという表情を浮かべる。
こんなにも自分の事に無頓着になれる人間がいるの?
朔夜あたりもそうだけどこれは度を超えている。
『助けになんて来ないわよ。あいつらにとって私は何でもない存在なんだから』
『なんであんた達もここに・・・』
『助け・・・?』
ああ、あれも本心で理解が出来なかったんだ。
それを理解した瞬間、悔しさで拳を握りしめた。
ねぇ、ましろん。
君が攫われたって分かって、皆すぐにでも乗り込みたかったんだよ。
昴も龍二もゆうちゃんの護衛がなきゃ行ってた。その事を分かってたからゆうちゃんだって泣きながら待ってた。
朔夜と文はすごい剣幕で南の連中を倒してくし。あんなに感情を出した朔夜なんてそうそう見れないんだよ?
俺だって報告を受けた時血の気が引いて冷静じゃ居られなかった。
それぐらい、君は俺達とって価値のある存在になってたんだ。
きっと、俺達の出会いは最悪なんだろうね。
だけどこの数ヶ月で仲良くなれたと思ってたよ。
そう思ってたのは俺達だけなの・・・?
もちろん壁が完全に無くなった訳じゃない。だけど、心配ぐらいさせてよ。


