私は‪✕‬‪✕‬を知らない I

「あんたも文も馬鹿だよねェ、警戒は少ししてても心の奥底では人を信じることをやめない。強い人はね逆。100%信じながらプラスで疑うの。それが出来ないから今こんな事になってるんだよォ?」


愛ちゃんの言葉が合図かのように後ろから沢山の男の人が出てくる。


中には鉄パイプを持ってる人も居て、あぁこれで殴られたんだあたしって妙に冷静な自分がいた。


「最初からそれが目的だったんだね」


「当たり前じゃん。じゃなきゃわざわざ変装してまであんなとこ通わないしー」


「・・・なんで?あたし達愛ちゃんに何かした?」


そんな事してまでやりたいことって何?





「別にー、あんた達の存在が邪魔なだけ。だから最初はどんな奴らかだけ知れれば良かったんだよね」


でも、と愛ちゃんは続ける。


「あんたがここのお姫様になる可能性が出てきて。それだけが許さなかったの」





それ、だけ・・・?


「愛ちゃんは姫になりたいの?」


「はははっ!あんたって本当馬鹿。私が姫なんて冗談でも烏滸がましいわ」


ならどういうことなの?


何がしたいの、


「あの方以外の姫なんて居なくていいの。だってあの人以上に相応しい人間なんて居る?居るわけないのよ。なのにあんたみたいなのが姫?ふざけないでよ」