私は‪✕‬‪✕‬を知らない I

ただそれ以外の事は知らないわけで。


『女の子の友達を作るのはどう?』


輝久さんの言葉を思い出す。


愛ちゃんとはお友達なのかな・・・?


皆と居る時みたいに自然体で居られるかと言われたらまだ早いと思うし、それはあたし以上に愛ちゃんもな気がする。


他の男の子や女の子と比べて人との距離をしっかり取ってる印象だ。


皆以外の人と接する時の朔夜くんや昴くんを見てるみたい。


通い始めたばっかりだしまだ緊張してるのかな。


そんな理由じゃない気がする、こういう感は当たるからあたしも打ち解けられてないのかも。





「皇くんのお兄ちゃんが今東のトップなんだよね?」


お昼休み後、次の授業は特別棟にあるため委員会の仕事を終えた愛ちゃんと合流して移動する。


入院していたためこの街の情報に疎く、文くんにそういった話を聞くことが多いらしい。


「弟の皇くんと藤城くんももう幹部なんでしょ?凄いよねー」


「う、うん」


「このまま高校に行ってトップになったら優里ちゃん姫ってことじゃんね」


そう、なるのかな?考えたことも無かったや。


それにしても、


「愛ちゃんは怖くないの?」


「何が?」


「クラスの子とか、先生とか、あまりそういう人達と関わりのあるあたし達にはいい印象あまりないみたいだから」