天国に恋してる

幼いながらに、今日は最後の学校になるかもしれない。
そう思った。

深く考えたら怖くなるだけだと思い
学校へ行ってからは家のことは1回忘れて勉強を頑張った。

もう少しで給食の時間になる頃

先生に呼ばれた。

(お母さんがお迎えに来ているから、帰る準備をして)
先生の顔は、なんだか強ばって見えた。

恐る恐る、学校を出ると
いつもと変わらない母が居た。

(ごめんね。お家出よう。今から、高校へお姉ちゃんとお兄ちゃんを迎えに行って、親戚の所へ逃げよう。)

緊張して、凍りついた体に暖かいお湯をかけられた気分だった。
泣きながら、車へ乗り込んだ。