君が好き。

社会の授業がおわり、次の国語も終わると帰りの準備をすることになった。

「ねぇ〜!今日カラオケ行かん!?」と梨里杏が言った。
「ほんっとにごめん!!今日塾!」そう言って断ると
「まじぢ!?えっら〜!じゃ薫一緒に……「あー…、ごめん。今日予定ある。」と薫も断っちゃった!!!
「「ごめん」」
申し訳ない………



ーーーーーーー



次の日ーーー学校へ行くと何やらみんなが騒いでいた。
なんだろ?また好きな人の話?いないんだけどなぁ………聞かれたら困る……

「何かあった?」
そう聞くと梨里杏がニヤニヤしながら
「ふふっ薫に好きな人ができたんだってぇ〜〜なんか塾で知り合って一目惚れしたみたい!!!」

「え!誰〜!!!!」


応援する!!

そう言おうとした。

その人の名前を聞くまでは………

「隣のクラスの颯くん……」

と少し頬を赤らめながらいった。


「ぇ…」


なんでだろ。

心が痛い。

胸が苦しい。


「……ら…紗蘭!?どうしたの?ぼーっとして!大丈夫!?体調悪いの!?」

「ぃ、ぃゃ。大丈夫だよ。頑張って。」


別に応援するって、言えばいいじゃん。私ほんとにどうしちゃったの??