君が好き。

次の日学校へ行くと好きな人の話題になって盛り上がっていた。

「いや〜絶対あれは薫に恋してるよ〜?」

薫というのは私や梨里杏と仲良しな友達。

「や、やめてよ〜恥ずかしっ」

「可愛い〜〜〜」

「ところでさ紗蘭は好きな人とかいるー?」

いきなり薫に話題を振られてびっくりした。

「んー今は全然いない…」
「え〜!!紗蘭は可愛いし優しいからモテるでしょ?!ほんとにいないの!?」

「うん……………」
私がそうゆうと、


「……………」
なぜかみんなが沈黙した。

「え…なんかごめんなさい。」

私が謝ると

「いや〜可愛い子は羨ましいわぁ。自覚すらないのねぇ。」
となぜだかニヤニヤしている。な、なんで???

「ふふっ紗蘭はほんとにほわぁとしてかわい!自慢の友達だ!」と梨里杏が言ってくれた。