そんなこんなで二週間。明日から私たちは両方とも学校だ。

「始業式だから早く帰ってくるから。」

「おう。無理するなよ。」

ストレスの原因が家にないってことは、学校で何かあったのだと、薄々気づいてる。

月斗お兄ちゃんもそう思っているんだろう。

「大丈夫。ご馳走様。」

柚月は半分くらい残して部屋に帰っちゃった。

私も薬を飲んで…苦い…部屋に戻る。始業式だけど忘れ物がないか確認する。

眠いけど、柚月に話したいことがあるからまだ起きる。

「柚月、入っていい?」

「いいよ。」

バタバタと何かを片付ける音がする。音が止んでから入る。

「柚月、お願い、正直に言って。何があったの?」

「何もないよ。大丈夫。」

何もなかったらストレスで入院なんてならない。

「解決したから。」

言いたくないんだろう。それ以上は聞いてほしくなさそうだったから諦めた。

「わかった。何かあったら言ってね。」

私は自室に戻った。