小さいことから学園という閉ざされた正解で生きてきたから、他人の夢は私だけの大きな娯楽だった。そして夢を見ることだけで、自分だけ学園の外のことをよく知っていると思っていた。 でもこうやって歩かなきゃ分からないこともある。例えばここの道がどれだけきついとか。それが分かっただけでも、宝山寺へ来ることができてよかった。