真央の視線につられて、私も窓の外を見る。
中庭の木陰に、ふたりの人物がいた。
ひとりは、長身ですらっとした体つきの男の子。
サラサラな色素の薄い髪が、春の風に少し揺れている。
うちの学校で知らない人はいない。
整った顔立ちに、落ち着いた雰囲気。
成績優秀、運動神経もいい。
見た目だけじゃない、カースト関係なく男女問わず優しく接するその性格も人気の理由。
……いわゆる完璧男子。
芳沢 芹司。
その正面には、女の子が立っていた。
あれは……美人でモデル活動をしているという、A組の園田さん。
「なんかふたりの空気……」
「まさか、告白?」
「まじか。流石の芳沢くんも、園田さんに告られたら……」
なんて、美遥と真央が興奮気味に囁き合いながら、ふたりの様子をじっと観察している。
人の恋愛にそこまでの熱量かけられるなんて感心しちゃう。
芳沢くんや園田さんが付き合おうが付き合うまいが、私の人生には関係のないこと───。
そう思いながら、食事を再開していたら、美遥が声を出した。
中庭の木陰に、ふたりの人物がいた。
ひとりは、長身ですらっとした体つきの男の子。
サラサラな色素の薄い髪が、春の風に少し揺れている。
うちの学校で知らない人はいない。
整った顔立ちに、落ち着いた雰囲気。
成績優秀、運動神経もいい。
見た目だけじゃない、カースト関係なく男女問わず優しく接するその性格も人気の理由。
……いわゆる完璧男子。
芳沢 芹司。
その正面には、女の子が立っていた。
あれは……美人でモデル活動をしているという、A組の園田さん。
「なんかふたりの空気……」
「まさか、告白?」
「まじか。流石の芳沢くんも、園田さんに告られたら……」
なんて、美遥と真央が興奮気味に囁き合いながら、ふたりの様子をじっと観察している。
人の恋愛にそこまでの熱量かけられるなんて感心しちゃう。
芳沢くんや園田さんが付き合おうが付き合うまいが、私の人生には関係のないこと───。
そう思いながら、食事を再開していたら、美遥が声を出した。



