「うん。先食べようかと思ったけど、一人は嫌だなって」
「こんの……無自覚キラーめ」
ボソリと呟くと頭にはてなマークを浮かべたまま何を言っていたか分からなそうだった。
すぐに座り、箸でハンバーグの端っこを切る。
そして、一口口に入れると――。
「美味しい〜! 美味!」
「ありがと。そう言えば、父さんたちに電話した?ちょうど今週してないよね?」
「お母さんに? 明日で大丈夫だよ! 先週しなかったけど、お母さんとは連絡撮ってるしさ」
「いや、しとこう。あと、スケジュール送っとく。父さんと会食する日あるから」
「え、ちょっと!」
すごく効率重視の弟は携帯でお母さんの電話をつなげる。
あぁ……かけなくても良かったのに……。
『怜央くんと莉咲じゃない! 毎週の電話よね〜、あ、連太郎さーん!』
忙しい我が母親は連太郎さんを呼びに行っている。
あぁ……義弟にこんな姿をお見せするなんて……恥ずかしさで死にたいよ! 姉としての威厳を保ちたいのに……。
「あはは。里香子さん元気だね」
「ソウダネ……あと四十年は生きられるんじゃない?」
「そうかも」
にこり、と微笑まれてもなんにも感じない。これで叫んでいるJKは流石に弱いものだ……。
「こんの……無自覚キラーめ」
ボソリと呟くと頭にはてなマークを浮かべたまま何を言っていたか分からなそうだった。
すぐに座り、箸でハンバーグの端っこを切る。
そして、一口口に入れると――。
「美味しい〜! 美味!」
「ありがと。そう言えば、父さんたちに電話した?ちょうど今週してないよね?」
「お母さんに? 明日で大丈夫だよ! 先週しなかったけど、お母さんとは連絡撮ってるしさ」
「いや、しとこう。あと、スケジュール送っとく。父さんと会食する日あるから」
「え、ちょっと!」
すごく効率重視の弟は携帯でお母さんの電話をつなげる。
あぁ……かけなくても良かったのに……。
『怜央くんと莉咲じゃない! 毎週の電話よね〜、あ、連太郎さーん!』
忙しい我が母親は連太郎さんを呼びに行っている。
あぁ……義弟にこんな姿をお見せするなんて……恥ずかしさで死にたいよ! 姉としての威厳を保ちたいのに……。
「あはは。里香子さん元気だね」
「ソウダネ……あと四十年は生きられるんじゃない?」
「そうかも」
にこり、と微笑まれてもなんにも感じない。これで叫んでいるJKは流石に弱いものだ……。
