「そんなことが昔あったね。僕、あんまり覚えてないな~」
「ふふっ、あの時のカナちゃんはほんと可愛かったな~」

 僕の部屋でふたりきりで、夏帆お姉さんと他愛ない10年前の昔話で盛り上がっていた。

「……でも、ほんと逞しくてかっこよくなったね……カナちゃん」

 夏帆お姉さんはそう言いながら、僕の頬にそっ……と触れた。夏帆お姉さんの大きくて黒く艶やかな瞳が、僕を写す。胸元の大きく開いたTシャツから覗く、夏帆お姉さんの白く艶やかな大きくて立派なおっぱいが、ピンクのブラと一緒にゆさゆさと揺れていた。

「……そうかな?でも、夏帆お姉さんも、昔よりさらに綺麗になったよね」

 そう言いながら、僕は夏帆お姉さんの体を抱き寄せた。僕の胸に押しつけられるようにして当たる、夏帆お姉さんの大きなおっぱい。柔らかくてあったかくて……僕の体の真ん中があったかくなる。
 大きな瞳に吸い込まれるようにして、夏帆お姉さんの顔に顔を寄せ……

「ん……」
「ぅん……」


 唇を、重ねた。


「カナちゃんのこと……大好き。あの時の恋が叶うなんて思わなかったけど……私のこと……好きになってくれてありがと」

「僕も夏帆お姉さんのこと──……夏帆のこと、大好きだよ」


 唇を何度も重ねながら、夏帆お姉さんを──……夏帆を、床に押し倒した。