兄妹を超えた恋

ちょうど良く鐘が鳴り、美海の隣の席の神田慎(カンダマコト)が自分の席に戻ってきた。
慎は美海の幼馴染。
「あッ、神田。。。わかった、美海またあとで話そ?」
と言って柚子は自分の席に戻って行った。
「慎、ナイスタイミング☆」
美海は子供みたいな無邪気な笑顔で慎に言った。
「…おうッ!」
ちょっと照れたようにはにかんだ。
(あ…この顔カワイイ…慎はかっこいい系というより、かわいい系でモテてる。)
「さっきも女の子に囲まれてたね、慎。モテモテですなぁw」
いじわるを言うように慎をからかった。
「オレ、あーゆータイプだめ。てか、向こうから話しかけてくるのとか最悪だから。そーゆーヤツはオレのタイプに入りませ~ん。」
ちょっと大きな声で言った慎。そしたら、さっきの女の子達がビクッってなった。
「へ~、じゃぁ慎は好きな人に自分から話しかけるタイプなんだね\(^0^)/」
美海が言った。
「あぁ、そうだな。美海は?」
慎が美海に聞いた。
「うー…実は美海、今まで人を恋愛対象として好きになったことがないんだよぉ;;」