兄妹を超えた恋

(やべぇ…真面目に遅刻しそうだ;)
「直哉ぁ!こっちだこっち!早く来いよぉ!」
連が言った。
「サンキュッ。連…俺、ついにやっちまった…美海に手ぇだしちまった…」
ぼそぼそと隣の連に話し始めた。
「まぁ、よーするにお前は寝ぼけてて…ついついやっちまったみたいな?」
連が話を聞いてから口を出した。
「…あぁ、その通りだ。」
ため息交じりの直哉の声…やれやれ;
「あ、美海チャンに俺からちょっと話してみていい?てか、ケー番教えろ。」
連が慰めるように言った。
「あー…美海に聞いてみる。」
そう言って、直哉はメールを打ち始めた。
『美海、連がケー番とアド知りたいって。教えてもいい?』
すぐ返信が来た。
『連君?全然OK(^O^)』
直哉はそれ見た瞬間ちょっとショック受けた…
「美海チャン、なんだって?」
連が直哉に聞いた。
「…あ、あぁ、全然OKだとよ。」
直哉が言った。
「じゃぁ、俺、早速メールするわ。アド教えろ。」
連は美海のケー番とアドGETしたらすぐにメールを打ち始めた。
『よっ、美海チャン。元気かい?今日、直哉にさ…襲われたっしょ?実はさ、あいつ口には出さないけど美海チャンに惚れてんだよ。きっと襲われたとき怖かったと思うけど…そこは、多めに見てやってくんない?今日、放課後会えるかな??駅前のマックで話そ^^じゃ、返事待ってるわ。』