兄妹を超えた恋

睦に懇願された。
「睦…美海はもう前みたく弱くないから大丈夫だよ!なんかあったら、絶対睦と柚子に言うから。安心して、睦。」
美海は睦に満面の笑みで言った。
「でも…注意してね。」
睦が言った。
「うん、わかった。必要以上には近づかない。安心して^^ね?」
美海が言った。
「わかった…あ、日本史室だぁ!自由席みたいッ!美海、隣座ろうッ!」
睦が言った。
「うん、座ろッ!…あ、あの子…」
美海が言った。
「亜貴チャンって子だね。グループで固まってるし…あ、こっち見て何かひそひそ話してるよ。感じ悪いね…」
睦が言った。
「うん、そうだね…」
美海が言った。
「有川さぁん、ちょっとイイですかぁ?」
河馬尾火亜貴(カバオカアキ)が言った。
「ここで話せるなら別にいいわよ?」
睦が言った。
「えーっとココじゃぁ…ちょっとペケかなぁ…よければ、亜貴たんのグループのとこに来てほしいなぁ。。。ダメ…かなぁ?」
亜貴が言った。
「無理だね、もう授業始まるし。」
睦が断って美海の手組を掴んで一番後ろの窓側の席まで行った。
「睦、あんな断り方して良かったの?」
美海が聞くと
「化粧臭いやつは苦手だから。それに、美海を一人にしたくない。」