兄妹を超えた恋

「わかった。」
美海が言った。
「美海、アタシ…ずっと美海と友達になりたくって…でも、アタシ馬鹿だし…それに比べて美海チャンと柚子チャンは成績優秀でトップ5には必ず入ってるでしょ?アタシは後から数えた方が早いし…慎君とも仲良いし…」
京が言った。
「慎?慎は、ただの幼馴染よ。親同士が仲良くて。ただ、それだけの関係よ?慎が好きなら、あんまりアピールしない方がいいかもしれないね。慎って結構おとなしい感じの女の子好きだから。」
美海が言った。
「えッ!?!?べ、別にそんなんじゃ…た…ただ、亜貴が…それに…アタシは、直哉先輩が好きで…」
京が顔を赤くして言った。
「…お兄ちゃんのコト好きなんだ。」
美海が言った。
「えッ!?!?!?お兄ちゃん!?!?!?ってことは直哉先輩の妹なの!?!?!?うそぉ…マジ??じゃぁ、直哉先輩のコト紹介してもらったりできる?」
京が超顔を赤くして言った。
「どうだろう?でもさ、やっぱりそういうのって自分で話しかけた方がいいと思うよ?」
美海が言った。
(こんなに胸が苦しいのってなんでだろぉ…もしかして、お兄ちゃんのこと…まさかね。)