神社の入り口にこんな小さな張り紙をして、
かみかみさまはお社の中でしょんぼりとしていました。
自分は、ただ、神様として、人間の願いをかなえてあげようとしただけなのに、
何故か、みんな怒って帰ってしまいます。
これも、みんな、自分の「あぐ!!」のせいなのでしょう。
世の中にはいろいろな神様がいると言うのに、
自分にはどうして「あぐ!!」しか出来ないのでしょうか。
みんな、「痛い」「酷い」と、言って帰ってしまう -
かみかみさまは、悲しくて、ぽろぽろと小さな涙をこぼしました。
そうしたら、
神社のカラスも泣きました。
ネズミも泣きました。
モグラも泣きました。
みぃんな、泣きました。
「かみかみさま、元気出して」
神社に住んでいる動物たちが、みんな、泣いたのです -
「どうか、かみかみさまの元気が出ますように」
動物たちは、そう言ってお祈りしました。
そうして、何日も、何日も、お社のまわりがお祈りで包まれ、
ある日、
「かみかみさま、お願いをかなえてくれてありがとう」
あの時の女の子とおばあさんがおまんじゅうを持って、
再び現れたのです -
かみかみさまはお社の中でしょんぼりとしていました。
自分は、ただ、神様として、人間の願いをかなえてあげようとしただけなのに、
何故か、みんな怒って帰ってしまいます。
これも、みんな、自分の「あぐ!!」のせいなのでしょう。
世の中にはいろいろな神様がいると言うのに、
自分にはどうして「あぐ!!」しか出来ないのでしょうか。
みんな、「痛い」「酷い」と、言って帰ってしまう -
かみかみさまは、悲しくて、ぽろぽろと小さな涙をこぼしました。
そうしたら、
神社のカラスも泣きました。
ネズミも泣きました。
モグラも泣きました。
みぃんな、泣きました。
「かみかみさま、元気出して」
神社に住んでいる動物たちが、みんな、泣いたのです -
「どうか、かみかみさまの元気が出ますように」
動物たちは、そう言ってお祈りしました。
そうして、何日も、何日も、お社のまわりがお祈りで包まれ、
ある日、
「かみかみさま、お願いをかなえてくれてありがとう」
あの時の女の子とおばあさんがおまんじゅうを持って、
再び現れたのです -



