「かみかみさま、
どうか、僕の足を治してください」
男の子は野球選手でしたが、怪我で野球が出来なくなりました。
かみかみさまは、
お供えもののうすかわまんじゅうを食べながら、
うーーーーーむむむむむと、考えました。
そして、

あぐ!!
男の子の足にかみつきました。

「何するんだ! 痛いじゃないか!」
男の子はかんかんになりました。
「ひどいな! もう、来ないよ!」
そして、
かみかみさまは、また、ぽつん、と、
男の子の背中を見送りました。

- 神様おやすみ中。