御影くんは私をご所望です

御影くんは「座らないんですか」と言うから混乱しつつ、隣に座らせてもらう。は〜〜顔が綺麗。


「えっと、どうして御影くんがここに……?私手紙で呼び出されて。偶然だね、?」


貼り付けたような笑みで偶然ここに来たんだよね?と御影くんに問いかける。ちゃんと笑えてるかなこれ。
目の前の彼はいつもと同じ顔。


「偶然、では無いと思います。日野さんを呼び出したのは俺なので」


「Really?」


驚きすぎて英語になっちゃった。間違えた。
ん?偶然ではない?俺が呼び出した?


「……ごめんちょっと待ってほしい。私の思考回路が迷子になってる。つまり、えーと、御影くんが私を呼び出したの?」


「はい」


「手紙を下駄箱に入れて」


「はい」



は〜〜〜!どういうことだ!一体どうなれば学年一、いや、学校一の完璧スーパーボーイが平凡クラスメイトの私を呼び出すことがあるんだ。

間違い?勘違い?


「はっ!!!わかった!!いたずらで」


「しょ」を言い終わる前に御影くんに言葉をさえぎられた。


「違います。断じていたずらじゃないです。」


「え、じゃあなんで…」


それ以外考えられない。本当に。彼に限って私を、なんてことない。有り得ない。有り得るわけが無い。