御影くんは私をご所望です



はず、だったんだけど……。



「え」


部活のミーティングがある花南ちゃんと別れて下駄箱にやってきたはいいものの。

私の靴の上には水色の上品な封筒が1枚、置かれている。


え、これってもしかして?もしかしてなの?

少女漫画でよくある、あの!?!!?


「私にモテ期、?」


震える手で封筒をとる。神様、ありがとう。
平凡な人生に素敵なイベントをくれて……!!

あ、いかんいかん。まずは差出人だよね。

えーっと、……


「……あれ、どこにも書いてない、?」


中に書いてあるのかな?


「…?『非常階段の下まで来てください』?って、あれ、差出人書いてない!」


もしかして行かないとわからないパターン!?

うわぁ、迷う。いや、行くべきなんだけどさ…。少し怖い。いやいやいや、でも。この人はずっと待ってるのかもしれない、し。わざわざ呼び出すくらいだから何かあるはずだ、し。