扉の先には、暗闇が広がっていた。
しかし、少し進むと、前方にぼんやりと光が見えてきた。
ゆいと竜也は、その光を目指して歩き始めた。

その光がどこから来るのかは分からないが、二人は無言でその道を進んだ。
今、どれだけの試練が待ち受けていようとも、恐れることはない。
二人なら乗り越えられる。

進みながら、竜也はゆいの手をしっかりと握りしめた。
「お前となら、どんな道でも歩いていける。」
その言葉に、ゆいは心から安心した。

「私も。」
ゆいは静かに答えた。
その答えに、竜也はまた微笑んだ。

歩みを進めるたびに、ゆいは確信を深めていった。
自分が選んだ道が、間違っていないと。
そして、二人でいれば、どんな闇の中でも光を見つけられると。