もうじき22歳になる若い男女が、ひとつ屋根の下で二人きりで暮らしているという状況。
しかし、玲司は、日美子に何も望んでいなかった。
日美子が全く恋愛には興味がないと知った中学時代から、ずっと、玲司は自分の恋心を悟られぬように努めている。
ドMな恋の奴隷・玲司の、秘密の片想い。
とはいえ、玲司にも厚かましい一面があり、日美子には、
「もし、淋しい時には⋯⋯」
と言われたにも関わらず、とっくに淋しくないのに、あれから一年以上、屋敷に居座り続けている。
仕事中は当然、自宅兼店舗に戻るわけだが、殆どずっと屋敷に居座っている為に、両親からの電話にも気付かなかったことがあり、留守電には母の怒りのメッセージが。
流石に、親が居なくなるや否や、日美子と暮らし始めました、とも言えず、玲司は、自宅にかかってきた電話は転送させ、屋敷で受けている。
そうしてでも、日美子と暮らしたいのだ。
しかし、玲司は、日美子に何も望んでいなかった。
日美子が全く恋愛には興味がないと知った中学時代から、ずっと、玲司は自分の恋心を悟られぬように努めている。
ドMな恋の奴隷・玲司の、秘密の片想い。
とはいえ、玲司にも厚かましい一面があり、日美子には、
「もし、淋しい時には⋯⋯」
と言われたにも関わらず、とっくに淋しくないのに、あれから一年以上、屋敷に居座り続けている。
仕事中は当然、自宅兼店舗に戻るわけだが、殆どずっと屋敷に居座っている為に、両親からの電話にも気付かなかったことがあり、留守電には母の怒りのメッセージが。
流石に、親が居なくなるや否や、日美子と暮らし始めました、とも言えず、玲司は、自宅にかかってきた電話は転送させ、屋敷で受けている。
そうしてでも、日美子と暮らしたいのだ。



