「はいはい。集中してたら、いつの間に大幅にお昼を過ぎちゃったね。すぐに何か作るから」
 もはや、一体どういう関係性なのかという感じでもあるが、玲司は、日美子に頼られると、いつも幸せを感じる。
 まさに、恋の奴隷。

(人にどう思われたって、僕は幸せなんだ。日美子がどう思っているかはわからないけど、少なくともハウスキーパーとしては使えると思ってるだろうから、それでいい)
 完全なドMである。