光「離しなさいよ!!!」

光が手足をバタバタと動かすと蓮真はよろっと倒れた

「…え?」

こいつ、気絶してる

「私、天から落ちてきて意味わかんない感じなのにこいつのことしなきゃいけないの…?」

私がつんとこいつの頬をつつくとばっと起き上がった

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」

「叫ぶな!」

こいつは私が触れただけで叫びやがった

「まったく…こ~んな美少女が触ってあげてるのに叫ぶなんて非常識!」

「美少女?どこですか?」

こいつは辺りをきょろきょろと見渡した

「いるでしょ!ここに美少女が!!!」

「フフッ…そうですね」

こいつはふわりと微笑んだ

「(こいつ…男なのに可愛い…!?)」

密かにそう思ってしまった光ちゃんなのでした