「で、呼ばれた理由は分かるな」 さっきまでの楽しげな空気が一瞬で無くなって、ピリッてする。 「屋上の件すよね」 「分かってんじゃねぇか」 「あ、あれは!!…あれは、確かに心のやり過ぎだと思います。でも、心に助けられたのもまた事実です……」 心が気づいて行動しなければ、私は今頃……あの人達に…………。 「被害にあったらメンバーからも聞いたよ、自分達が何をしよう思ったのかも。だからと言って、心がした事は許される事じゃねぇ」