気まぐれヒーロー2




「清純女子高生モンだ」

「そんなコト聞いてないんだけど!?」

「誤解すんなよ、俺の趣味じゃねえ。ミッチーだからな」

「もっとどーでもいいんですけど!?」



っていうか……え、今ミッチーって言った?

ミッチーって、ハレルヤさん!?見るの!?ハレルヤさんもこんなえっちなビデオ見ちゃうの!?あんなにクールで硬派なのに!?喧嘩一筋って感じなのに!?ターミネーターなのに!?

お酒は何飲むか聞いたら、絶対「テキーラ」とか言いそうなのに!?


しかも……清純系が趣味なの!?!?


ハレルヤさんがますますわからなくなった。
……というよりも、男がわかんない。


ハレルヤさんがそんなの見るってことは、あの純情な飛野さんも見ちゃうんだろうか。男だもんね。


衝撃だ。今度からどんな顔して会えばいいんだろう。

自然と軽蔑の眼差しを向けてしまいそうな自分が怖い。

いや、でもタイガの言うことだし。
どこまで真に受けていいのやら。



「おい、見えねえ」

「見なくていい!ってか、お願いだから早く消してよ!!」

「ムチャ言うなよ、このツラじゃ女に会えねーからこんなモンで我慢してんだっての。一人で【ピー】するほど虚しいもんはねーぞ」

「え、【ピー】って何?」

「……バージンちゃんは知らなくていーことよ。つかよ、タマちゃんだってこーゆうヤラシイコトしようとしてたんでしょ~?ジローさんと二人でお風呂なんか入っちゃってラブラブじゃないの~。あ、もしかしてヤってる最中だった?」

「バッ……なんもしてないわよ!!ジローさんが勝手に入ってきただけで……」

「チチ揉まれたってか」

「何で知ってるの!?」

「あ、そ~。何となく言ってみただけなんだけど~。おっぱい揉まれたの~。やっぱヤることヤってんのね~。タマちゃん貧乳だけど形は良いものね~」


……やられた。

またカマかけられた。


最上級のニヤニヤ顔を浮かべるタイガを前に、私の頬はみるみる熱を帯びて赤くなる。羞恥心で頭が沸騰しそう。

このエロ帝王は、人をどこまで弄べば気が済むんだろう。


しかもテレビの中じゃ、何だかすんごい盛り上がっちゃってるし……!!