「清純女子高生モンだ」
「そんなコト聞いてないんだけど!?」
「誤解すんなよ、俺の趣味じゃねえ。ミッチーだからな」
「もっとどーでもいいんですけど!?」
っていうか……え、今ミッチーって言った?
ミッチーって、ハレルヤさん!?見るの!?ハレルヤさんもこんなえっちなビデオ見ちゃうの!?あんなにクールで硬派なのに!?喧嘩一筋って感じなのに!?ターミネーターなのに!?
お酒は何飲むか聞いたら、絶対「テキーラ」とか言いそうなのに!?
しかも……清純系が趣味なの!?!?
ハレルヤさんがますますわからなくなった。
……というよりも、男がわかんない。
ハレルヤさんがそんなの見るってことは、あの純情な飛野さんも見ちゃうんだろうか。男だもんね。
衝撃だ。今度からどんな顔して会えばいいんだろう。
自然と軽蔑の眼差しを向けてしまいそうな自分が怖い。
いや、でもタイガの言うことだし。
どこまで真に受けていいのやら。
「おい、見えねえ」
「見なくていい!ってか、お願いだから早く消してよ!!」
「ムチャ言うなよ、このツラじゃ女に会えねーからこんなモンで我慢してんだっての。一人で【ピー】するほど虚しいもんはねーぞ」
「え、【ピー】って何?」
「……バージンちゃんは知らなくていーことよ。つかよ、タマちゃんだってこーゆうヤラシイコトしようとしてたんでしょ~?ジローさんと二人でお風呂なんか入っちゃってラブラブじゃないの~。あ、もしかしてヤってる最中だった?」
「バッ……なんもしてないわよ!!ジローさんが勝手に入ってきただけで……」
「チチ揉まれたってか」
「何で知ってるの!?」
「あ、そ~。何となく言ってみただけなんだけど~。おっぱい揉まれたの~。やっぱヤることヤってんのね~。タマちゃん貧乳だけど形は良いものね~」
……やられた。
またカマかけられた。
最上級のニヤニヤ顔を浮かべるタイガを前に、私の頬はみるみる熱を帯びて赤くなる。羞恥心で頭が沸騰しそう。
このエロ帝王は、人をどこまで弄べば気が済むんだろう。
しかもテレビの中じゃ、何だかすんごい盛り上がっちゃってるし……!!


