Moon Venus

「違いましたね。瞳は茶色、誰が見たって緑には見えない」


気を失った彼女を横目にシャロンは言った


周りの者は、意味がわからないという顔をし


「…何の話?」


アランの言葉に、イリア、フラン、スウェルもクローディアとシャロンに顔を向
けた


「…向かいの部屋に来い。シャロンあの文献を」