「ああ、ワクワクしてしまいますわ。わたくし、何日も前からこの日を心待ちにしてきたんです……!」
「まあ、そう言っていただけて本当に嬉しいわ。だけど、あなたみたいな若い人には、私たちの集まりは退屈じゃない? 話が合うといいのだけど」
公爵夫人はそう言うと、ちらりと庭園のほうへ目を向ける。そこに集っているのは四十歳〜五十歳程度の貴婦人ばかり。ロゼッタのような若者は一人もいなかった。
「とんでもない……! わたくし、皆様にお聞きしてみたいことがたくさんございますのよ!」
あまりにも真剣なロゼッタの表情に、公爵夫人は若干気圧されてしまう。
この茶会の招待客は皆、成功者の夫人ばかりだ。政界のドンに投資家、不動産王などなど、名だたる金持ち(の妻)が集っている。
つまり、彼女たちはロゼッタにとって大先輩。金持ちと出会い、彼らをゲットしてきた女性ばかりなのである。
(成功の秘訣は成功者に聞くのが一番ですわ)
今回、ロゼッタは夜会や侍女として得たツテをフル活用して、なんとか公爵夫人と交流を持つことに成功した。そして、お茶会に招待してもらえることになったのである。
「まあ、そう言っていただけて本当に嬉しいわ。だけど、あなたみたいな若い人には、私たちの集まりは退屈じゃない? 話が合うといいのだけど」
公爵夫人はそう言うと、ちらりと庭園のほうへ目を向ける。そこに集っているのは四十歳〜五十歳程度の貴婦人ばかり。ロゼッタのような若者は一人もいなかった。
「とんでもない……! わたくし、皆様にお聞きしてみたいことがたくさんございますのよ!」
あまりにも真剣なロゼッタの表情に、公爵夫人は若干気圧されてしまう。
この茶会の招待客は皆、成功者の夫人ばかりだ。政界のドンに投資家、不動産王などなど、名だたる金持ち(の妻)が集っている。
つまり、彼女たちはロゼッタにとって大先輩。金持ちと出会い、彼らをゲットしてきた女性ばかりなのである。
(成功の秘訣は成功者に聞くのが一番ですわ)
今回、ロゼッタは夜会や侍女として得たツテをフル活用して、なんとか公爵夫人と交流を持つことに成功した。そして、お茶会に招待してもらえることになったのである。



