「ロゼッタ嬢が、俺を?」
「えぇと……あまりにもおそれおおいのですわ。わたくしでは殿下のお相手を満足にできませんもの。受けこたえすらまともにできませんし」
「そんなことはない。ロゼッタ嬢はもっと自分に自信を持つべきだ」
と、再びクローヴィスがロゼッタに詰め寄る。
「兄様」
「なぜ止める? ロゼッタは謙遜をしているだけだ」
「謙遜……わたくし、兄様が後継ぎに生まれなくてよかったと心から思いますわ」
「え?」
頭を抱えるセリーナに、クローヴィスはキョトンと首を傾げる。
「とにかく、食事をするならせめてわたくしも同席しているときにしてください。お兄様一人では暴走してしまうでしょう? それから、今夜は先約があるそうですから、日程は別日で調整を。いいですね?」
「む……仕方がない」
クローヴィスはそう言って肩をすくめると、その場にスッとひざまずいた。
「えぇと……あまりにもおそれおおいのですわ。わたくしでは殿下のお相手を満足にできませんもの。受けこたえすらまともにできませんし」
「そんなことはない。ロゼッタ嬢はもっと自分に自信を持つべきだ」
と、再びクローヴィスがロゼッタに詰め寄る。
「兄様」
「なぜ止める? ロゼッタは謙遜をしているだけだ」
「謙遜……わたくし、兄様が後継ぎに生まれなくてよかったと心から思いますわ」
「え?」
頭を抱えるセリーナに、クローヴィスはキョトンと首を傾げる。
「とにかく、食事をするならせめてわたくしも同席しているときにしてください。お兄様一人では暴走してしまうでしょう? それから、今夜は先約があるそうですから、日程は別日で調整を。いいですね?」
「む……仕方がない」
クローヴィスはそう言って肩をすくめると、その場にスッとひざまずいた。



