「そろそろフローリアに会ってもらえるだろうか?」
お茶を飲み、いっとき二人きりで会話を交わしたあと、トゥバルトがそう尋ねてくる。
「ええ、もちろん。今日はそのためにお邪魔しているんですもの」
ロゼッタがニコリと微笑むと、トゥバルトが小さく目を見開きながらそっと視線を逸らした。何故だろう?と思っていると、トゥバルトがちらりとこちらを見る。そっと首を傾げるロゼッタに向かって、トゥバルトは困ったように笑った。
「そうか。そう思ってもらえるのは嬉しい。だが――俺に会いたい、とは思ってもらえないのかな?」
「……え?」
いつも大人っぽく、余裕たっぷりなトゥバルトからの思わぬ言葉に、ロゼッタの胸がドキッと跳ねた。
お茶を飲み、いっとき二人きりで会話を交わしたあと、トゥバルトがそう尋ねてくる。
「ええ、もちろん。今日はそのためにお邪魔しているんですもの」
ロゼッタがニコリと微笑むと、トゥバルトが小さく目を見開きながらそっと視線を逸らした。何故だろう?と思っていると、トゥバルトがちらりとこちらを見る。そっと首を傾げるロゼッタに向かって、トゥバルトは困ったように笑った。
「そうか。そう思ってもらえるのは嬉しい。だが――俺に会いたい、とは思ってもらえないのかな?」
「……え?」
いつも大人っぽく、余裕たっぷりなトゥバルトからの思わぬ言葉に、ロゼッタの胸がドキッと跳ねた。



