『トゥバルトはそろそろ仕事に戻らなければならないだろう? ここから先のロゼッタ嬢のエスコートは俺に任せてくれ』
王族と騎士団長なら、圧倒的に王族が強い。クローヴィスに命じられたら、トゥバルトは従わざるを得ないのだ。
とはいえ、ロゼッタの価値観はお金>身分なので、それだけでトゥバルトの株が落ちることはない。
それに、クローヴィスはクローヴィスで立ち寄った領地の名産品や宝飾品を買い与えてくれるので、ロゼッタは満足していた。
『言っただろう? 王族だって、ある程度は自由にお金を使えるんだよ』
ロゼッタの価値観を理解したうえで、効果的な一手を投じてくるのだから、クローヴィスは厄介としか言いようがない。とはいえ、くれるというものを辞退するという選択肢はロゼッタにはなかったし、丁重に扱われているのだから悪い気はしない。セリーナはそんなロゼッタやクローヴィス、トゥバルトを見ながら半ば呆れていたようだったが。
王族と騎士団長なら、圧倒的に王族が強い。クローヴィスに命じられたら、トゥバルトは従わざるを得ないのだ。
とはいえ、ロゼッタの価値観はお金>身分なので、それだけでトゥバルトの株が落ちることはない。
それに、クローヴィスはクローヴィスで立ち寄った領地の名産品や宝飾品を買い与えてくれるので、ロゼッタは満足していた。
『言っただろう? 王族だって、ある程度は自由にお金を使えるんだよ』
ロゼッタの価値観を理解したうえで、効果的な一手を投じてくるのだから、クローヴィスは厄介としか言いようがない。とはいえ、くれるというものを辞退するという選択肢はロゼッタにはなかったし、丁重に扱われているのだから悪い気はしない。セリーナはそんなロゼッタやクローヴィス、トゥバルトを見ながら半ば呆れていたようだったが。



