雛が俺の意思を無視し、インターホンを鳴らした
ど、どうすんだよ…
日向の母さんはたぶんこの時間なら買い物、日向の兄ちゃんは大学生だから一人暮らし…
つまり、日向が絶対的に出るってことじゃないか!!
「やっぱ、帰る…」
「だーめ!!」
ちっ、女には手出したくなかったけどしょうがねぇ…
そう思ったときに…
ガチャっ
「どちらさまって…晴…?」
ひぃぃぃぃぃぃ!!
なんでこんなにも早く出て来るんだよ、馬鹿!!
「ハロー、君が日向君?」
「あっ…はい…」
「私、雛って言います。徹君の彼女です」
何、ちゃっかり自己紹介してるんだよ…
俺は一秒でも早く、ここから逃げ出したいのに
雛が手を放してくれない!!

