スーツ男はこっちを向いた
うわっ…ひでぇ顔…
「なんですか…?」
「あんたもすりむいたでしょう、頭?消毒する?」
そいつはその言葉でやっと自分が怪我をしていると気付いた
どんだけ晴を気にしてるんだし…
徹はスーツ男に消毒をし始めた
知らない人って事もあるが、俺より優しくしている
なんか不公平じゃね?
「晴お嬢様…」
「あの…なんかの間違いでは…?」
「はい?」
「だって、晴って女なはずありませんよね?」
「何を仰るのですか!!晴お嬢様は正真正銘の大本財閥の一人娘です!!」
「でも、晴はそんなこと一言も…」
「…」
あれっ?
スーツ男はいきなり黙ってしまった

