思わず吹き出しそうになったが、晴のプライドに傷が付くからやめた
「大丈夫か?」
俺は晴に近付き、体を起こした
今思うと、晴って意外と軽い
腕力がない俺でも持ち上げられるし
「だい…丈夫…」
「思いっきり涙目じゃねぇか」
顔を覗きこむと、今にも涙を流しそうな表情だった
それに膝も擦りむいているし
これじゃあ、勝負は続行不可能だな
「よいしょっ」
俺は地面に座り込んでいる、晴をおぶった
「日向~?何してるんだ?勝負は…」
「今にも泣きそうなやつと勝負なんて出来るかよ。すいません、こいつ保健室に連れて行きます」
一応、田村に言ってから、晴を保健室に連れて行った
保健室には誰もいない
俺は晴をベットに下ろしてから、先生を探した
あの人、いっつもいるはずなんだけどな…

