晴はボールを俺のところまで持ってきた
「お前らのチームから、せめてものハンデだ」
ハンデって…
勝つ気満々じゃねぇか…
まぁ、いいや
俺も最初っから勝つつもりなんてない
俺が負けて、晴と仲直りをすればいい
そう思った矢先に凄まじい怒気が後ろから感じられた
後ろを振り向くと、晴が鋭く睨んでくる
俺の後ろの姿で察知したのか、すぐに活を入れるなんて…
はいはい、わかりましたよ
本気でやりますよ
ピーッ
ホイッスルが鳴ったと同時に俺はボールを蹴った
1セット、15分
点を多く入れたほうが勝ち
シンプルでわかりやすいルールだが、そう簡単には点を入れられない
何故なら…

