あぁ、日向にばれてしまった
俺は車の中で窓の外の景色を眺めながら、そう思った
俺、大本晴は何故か女としてこの世に生まれてきた
5歳までは女も中々楽しいかもって思っていたけど、サッカーワールドカップに女は参加出来ないからちょっと幻滅
俺も女じゃなくて男に生まれたかったな…
だって、そしたら今以上に筋肉も腕力もつくし…
日向と男して本当の親友だったのに…
なんで女に生まれてきちゃったんだろう、俺
今は3年ぶりに我が家に帰ろうとしている
本当は嫌だったけど、日向にあんな目で言われるとなんか断れなかったし、母さんが悲しんでるなら帰るもの悪くないかなって思って…
ちなみに親父はなんかの会社の社長とか言ってた
まぁ、まったく興味がないんだけどな
「お嬢様、もうすぐ御着きになります」
「あぁ…わかってるよ…」
隣に座っているのは俺の執事の和人
一々、五月蝿い奴
日向に変な情報流しやがって…

