いきなり目の前に黒い車が止まった
これは…
晴の車だ!!
やっぱ、心配していたのか…
「お嬢様!!」
車から出てきたのはやっぱり和人さん
でも、心配してるより焦ってるって感じ…
「な、何だよ!!今日は遅れるってちゃんと言ったぞ!!」
「違うんです!!宏明様が…晴お嬢様を呼んでおります」
宏明様…?
晴はその人の名前が出た瞬間、動きが少しだけ鈍った
「っ…」
「お嬢様…、これは宏明様の命令です。どうか、お願いします」
和人さんが晴に頭を下げた
命令…宏明?
俺がそんなことを頭の中で連想していると、晴の腕がスッと俺の腕から放れた
「今日は…帰らなきゃいけない用事が出来たから、ここでさよならだ」
「あ、あぁ…」
「じゃっ」
そう言って、晴は車に乗り込んだ
宏明様…?

