私だって、尚のことを悲しませたくない。
「ねぇ」
「ん?」
「私、これからはなんでも話すよ。だから、尚も私にはなんでも話してくれる?嬉しいことも、悲しいことも、悩んでることも、どんな些細なことでも受け止めたいって思うの」
素直な気持ちを伝えると、
「ああ。そうさせてもらうよ」
*
あれから、帰る家を失った私の為、尚が私の帰る場所になってくれた。
今日は、季節外れの海を寄り添いながら歩いている。
「なんだか、みんなに内緒で抜け駆けしてるみたいだけど、タイミングをみて、ちゃんと話そうな」
「うん。かなり照れるけどね」
「あーでも、もう、とっくにバレてるかも」
「どうして?」
「ずっと前から、みんなに聞かれてたからさ。蘭のことが好きなんだろう?って」
「え!?それで、なんて答えたの?」
「下手なこと言うと、グループ内が気まずくなると思ったけど、少なくとも否定だけはしなかった」
「ねぇ」
「ん?」
「私、これからはなんでも話すよ。だから、尚も私にはなんでも話してくれる?嬉しいことも、悲しいことも、悩んでることも、どんな些細なことでも受け止めたいって思うの」
素直な気持ちを伝えると、
「ああ。そうさせてもらうよ」
*
あれから、帰る家を失った私の為、尚が私の帰る場所になってくれた。
今日は、季節外れの海を寄り添いながら歩いている。
「なんだか、みんなに内緒で抜け駆けしてるみたいだけど、タイミングをみて、ちゃんと話そうな」
「うん。かなり照れるけどね」
「あーでも、もう、とっくにバレてるかも」
「どうして?」
「ずっと前から、みんなに聞かれてたからさ。蘭のことが好きなんだろう?って」
「え!?それで、なんて答えたの?」
「下手なこと言うと、グループ内が気まずくなると思ったけど、少なくとも否定だけはしなかった」



