中島くんはなぜか私にキスをせがむ

中島くんのお家は駅から10分くらい歩いたところにあった…

大学からもそんなに遠くない立地で、家からもそんなに遠くない

私は中島くんの家が自宅とそんなに遠くない事に驚いた

私は実家暮らしだ

普通の一般家庭に育ち、兄弟もいなくて一人っ子の私は、昔から何不自由なく育った

だから、兄妹のいる子達より世間知らずで、幼いってよく言われていた

箱入り娘のイメージとも言われるけど、私別に箱に入ってたつもりないんだけど…?

中島くんは早くにご両親が亡くなって、お婆ちゃんとずっと2人生活だったって言ってたから、苦労してきたんだろうなぁ

私みたいなのほほん女子と違って、寂しい思いとか、見えない苦労を沢山してきたんだろうなぁ

そう思ったら、自分がちっぽけな経験値無さすぎる女子に思えて申し訳なくなった

い、いかん。暗くなるな私

料理とか、お母さん任せであんまりしてこなかったけど、私もしなきゃだめかな?

て言うか私にできる料理って何⁈

や、焼きそばとかなら作れるかも⁈

焼きそばって料理かな?

あー私は何て何もやってこなかったんだろう

と、とりあえず洗い物くらいはできるから手伝えるかも…

私は1人自暴自棄になりながら、出来ることはないかと意気込むのだった…