中島くんはなぜか私にキスをせがむ

合宿から帰った私は、まだ夏休みの真っ最中だ

お土産も渡したいという事で、私達は会う事になった

夏休み中でも中島くんにはバイトがあるから、そんなにしょっ中会ったりできない…

私は久しぶりに中島くんに会えるのが嬉しくなった

中島くんとはT駅で待ち合わせて、今日は何と中島くんの家までお邪魔する事になった…

別に何もないけど、家にくる?

そう言われて私はドキッとしてしまった

これでも一応20歳だ

お家に呼ばれる→そういう流れ??

何も分からない訳ではない…

由紀に話したら…

「遂に美桜も大人になるのか⁈中島くんは慣れてるから大丈夫だと思うけど、ちゃんとアレ持って行きなよ⁈今は女の子が持ってたって恥ずかしくない時代なんだから⁈」

あ、アレ?

アレとはつまり…アレの事だろうか…?

「そんなやる気満々ですみたいな事できないよ⁈ど、どうしよう…由紀私緊張してきた…失望されたらどうしよう?」

き、嫌われないかな⁈

私は真っ赤になったのを通り越して今度は真っ青になった

赤くなったり青くなったり…最近の私は忙しいなと思う…

「失望なんてされないって…嫌ならちゃんと断れば、嫌われたりもしないし」

それならそれで、中島くんちゃんと待ってくれるって⁈

そうかなー…と自信なく言った言葉に、自分の経験値のなさを感じる…

い、今までバーチャルの世界で生きてきた私に、BLの世界でしか見た事ないようなあんな事やこんな事ができるかな…

下着とか、裸とか…今まで男の子に見せた事ないし…

あー誰か私に経験値分けてーー

私は1人、間抜けにも自暴自棄になるのだった