中島くんはなぜか私にキスをせがむ

「これからも推し活仲間として友達でいてほしいけど、それはむしが良すぎるよね?」

私は恐る恐る訊ねてみた

山田君はこのサークルで唯一の推し活仲間なのだ

出来ればそのままでの関係でいてほしい…

でもそれは、むしのいい私の願いだった…

「むしが良くなんてないよ。これからもサークルが一緒の仲間なんだし、これからも同じプロノスが好きなもの同士、推し活仲間としてやっていこう」

その言葉を聞いて私はまた泣きそうになった

「有難う。山田君は本当にいい人だね」

私の本当の気持ちだった

山田君はいつも優しくて、私のことを気遣ってくれるいい人だ

何よりこんな私のことを好きになってくれたのだ

山田君の気持ちに答えれないことが本当に申し訳なくなった