中島くんはなぜか私にキスをせがむ

「悪い。支度に時間がかかっちゃって」

中島くんは何の悪びれもなさそうだ

「まあ揃ったし、とりあえず中入ろう」

由紀がとりなして私達4人は入場ゲートを潜った

遊園地の乗り物は沢山あって何に乗ろうか悩んでしまう

とりあえず私達は並びそうな絶叫系に乗る事にした

「俺、美桜と乗る」

うー私ご指名ですか⁈

「えっ!?わ、私由紀と乗る」

逃れる為に言った言葉が何とも言い訳がましい

「それはダメ美桜。今日はデートなんだからちゃんと男女のペアで乗らないと」

由紀は何とも難題を言ってくる

山田君はうーんと考えている

「じゃあ女子と男子でそれぞれぐーとパーをして、出た人とペアになろう」

それで恨みっこなし

由紀はじゃあそれでいいと納得し、中島くんはちょっとごねていたけど、いいかと納得した