中島くんはなぜか私にキスをせがむ

ど、どうしよう?
 
中島くん昨日の約束冗談じゃなかったんだ⁈

私は中島くんとしてしまった約束を思うとまた気が重くなるのだった 

講義が終わり、弓道サークルの活動場所に向かう

中島くんがいたらどうしよう?

緊張した面持ちでサークルの扉を開けると、そこには部長の飯沼先輩と同じく四年生の藤野先輩、それに同級生の山田くんがいた

ホッと少し安心する私

「あっ、美桜ちゃん」

話しやすい頼れるお兄さんタイプの飯沼さんが気さくに私に話しかける

「こんにちは。まだメンバーこれだけですか?」

今日はいつもよりも人数が少ないから緊張してしまう

「まだ来てないみたいだね。後はバイトとかで来られない奴が多いのかも」

飯沼先輩が辺りを見回して言葉を発した

飯沼先輩と藤野先輩は飲み物とお菓子をつまみながら2人でイチャイチャしている

2人は付き合っていて、それはサークル内でも周知の事実なのだ

「そうですか…今日は由紀と利麻ちゃんも来られないっていってたから、人数少ないですね」