中島くんに別れを告げた日から、1ヶ月が経過していた…

あれから夏休みが明けて、普通の大学生活が始まり、私にいつもの日常が戻った…

あれから家に帰るまでの間に中島くんから『もう一回話聞いて』とLINEが入っていたり、何度か着信が入っていたけど、私はそれを無視した…

でも、最後に『さようなら。今まで有難う』とだけメッセージを送った

メッセージは既読になっていたけど、それ以上返信が来る事はなかった…

大学では学部もサークルも一緒だ…

嫌でも会ってしまう…

どうしよう?

私は気が重くなった…

次の日大学に行くと、中島くんはいつものように遅刻してきたけど、もう私のところに来る事はなかった…

あーもう私のところには来ないんだ…

自分で選んだ道なのに、私は悲しくて悲しくてまた泣いてしまいそうになった…

中島くんに別れを告げたあの日…

私は悲しくて悲しくて、涙も切れず一晩中泣いた

心配して由紀が連絡をくれて、「由紀。私中島くんと別れた…悲しいよー」って泣いて連絡したら、「美桜には中島くんよりもっといい人が現れるって…」ってそう言って、私を慰めてくれた

その日は泣いて泣いて泣いて…

次の日から大学が始まるのに、私の目は赤く腫れていた…