中島くんはなぜか私にキスをせがむ

俺は婆ちゃんと暮らしていたそのままになっていた家に寝泊まりし、美冬の様子を見に行く生活を続けていた…

美冬はまだ不安定で、お母さんが死んだ悲しみから抜け出せないでいる

俺は料理を作りに行ったり、2人でよく行った思い出の地に連れ出したりして美冬を慰めた

美冬は落ち込む気持ちは消えないが、少しずつ笑顔が戻り、2人で冗談を言い合ったり、昔みたいに笑って話せるようになるまでに気持ちが回復した…

美桜の事が気にならなかった訳じゃない…

でも、家族同然に育った美冬をどうしてもこのまま1人にしては置けなくて、放って置けなくて、俺は美桜のことよりも、目の前の美冬を優先してしまった

美桜がどれだけ傷ついていて、無理しているかも、この時の俺は気付かなかった…