中島くんはなぜか私にキスをせがむ

「そっか…本当にごめん…帰ったら会って詳しいこととかちゃんと説明するから、デートしよう」

そう話す中島くんの言葉に嘘はなさそうだ

「うん…待ってるね…」

今にも泣きそうだけど、その悲しさがバレないように、私は必死に自分を取り繕った

本当は会いたいよ…

寂しいから帰ってきて…

美冬のところに行かないで…

そう素直に自分の心の内を言えたなら、あの日中島くんと別れる事はなかったかもしれない…

でも…

この時の私には言えなかった…

中島くんが地元から帰ったきたのは、夏休みが明日で終わるという、1日前の事だった…

私は中島くんを駅まで迎えに行って、会って話す事になった…