中島くんはなぜか私にキスをせがむ

それから2週間…

大学の夏休みも明日から終了するという頃…

中島くんから会って話したいと連絡が来た

あれからすぐに電話が来て、「ごめん。ずっと連絡もしないで…美桜の事ずっと放っておいて…」と連絡が来た

「ううん…私は大丈夫…元気だった?」

精一杯の強がりでそう答えてしまった私…

本当はいろいろ聞きたいこともあるのに、責めたいくらいなのに、結局自分を殺して気遣うような言葉しか出ない…

中島くんが申し訳なさそうにしている声を聞いたら、文句が言えなくなってしまった…

「俺は元気だから大丈夫。もう暫く、夏休みの間こっちにいようと思うんだ…。大学が始まるから、あと2週間後には絶対に帰る…。ごめん美桜…それまで美桜に会えなくて…」

本当に申し訳なさそうに謝る中島くん…

「分かった…お母さんが亡くなったなら心配だよね…幼馴染さんの側にいてあげて…私の事は気にしなくていいから…」

私は自分の寂しい気持ちを偽って嘘をついた

本当は会いたいよ…中島くん…

美冬のところにいないで早く帰ってきて…

なのに言えない理由は、素直じゃない臆病女子だから…

本当は側にいてほしいのに、私は素直に気持ちが伝えられなかった…